前項[語句情報] » 前項

「前項〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

前項の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
○声を張ることを離れてはほとんど表現ということの考えられない舞台芸術の場合には前項の記述はまったく役に立たない。 たとえどんなにリアルな舞台でももしも我々が....
警察官職務執行法」より 著者:日本国
するために、必要な手段を定めることを目的とする。 2 この法律に規定する手段は、前項の目的のため必要な最小の限度において用いるべきものであつて、いやしくもその濫....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
日本でも灸治研究が流行をきたすかもしれないと思われる。 (「螢光板」への追記)前項「灸治」について高松《たかまつ》高等商業学校の大泉行雄《おおいずみゆきお》氏....
十二支考」より 著者:南方熊楠
八四四年版『ベンガル亜細亜協会雑誌』十三巻六二八頁)。 異様なる蛇ども前項にいった、わが邦中国のトウビョウ蛇神が、体短く中太いというについて、必ず聯想....
社会時評」より 著者:戸坂潤
れば間違はない。そして「国力」というものが何であるかも之で明らかだ。と云うのは、前項のどうも判っきりしない「社会政策」とか「国民生活の安定」とかいうものをこの国....
婦人の天職」より 著者:堺利彦
皮と言うべし。 ある人はまた、婦人の天職は炊事、裁縫にありと言えり。これはほぼ前項と同様の説にして、また実に人をばかにしたる話と言うべし。昔封建時代の武士は、....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
くとも、品質最良なるものを製して売るという方針でなければ成功は覚束ないのである。前項においては、各種の商業のきわめて薄利なことばかりを述べたが、天下の事業がこと....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
ティー(わが国で普通にいう人格とは違う)の大《だい》を知る。 かく述べたならば前項において十分のものを八分より用うるなと不熱心に聞こゆる僕の言と、この項におい....
演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
、ここであらためて説明する必要はあるまい。 最後に、俳優術であるが、これまた、前項で、俳優万能の「演劇」についてふれておいたとおりである。但し、ここで、もし、....
米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
。 二、米国文庫が、公立図書館と相待て発達し、相待てその用を完くしつつあること、前項既述のごとし。斯道の先達たるニユーヨーク州立図書館長メルヴイル・デユーイ氏い....
ばけものばなし」より 著者:岸田劉生
が悪いと思う。 日本妖怪の病的感 日本妖怪の感じは概して病的である、前項にちょっと一つ目小僧の感じが奇形児に似ている事をかいたが、古い画巻の中に図の....
鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
内に遊泳しているのを普通とする。餌の移動によって上下左右広い棚に活動することは、前項に述べた通りだ。冬期は底近くを好み、温かくなると次第に浮いてくるが、夜も棚が....
今昔茶話」より 著者:国枝史郎
阪神鉄の社長であった頃のことを書く。 その頃僕は大阪朝日新聞の記者をしていて、前項に書いたように、風見章さんなどと一緒に上福島の下宿屋にコロガッていた。 そ....
火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
焼いたかしたものであらねばならぬ。屍体を焼き、或いは骨を洗う事の古くあった次第は前項に述べた。令に所謂大蔵が洗骨であったか、或いは火葬であったかは、今これを詳か....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
んがために、他から賤視せられる境遇に陥ったのである。 これら浮浪の法師中にも、前項所述の在家の法師に課役規避の脱籍法師が流れ込んだと同じように、在来の浮浪民が....