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剣付鉄砲
「剣付鉄砲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
剣付鉄砲の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
というので、またこちらじゃ一騒ぎでしたよ。御同勢千人あまり、残らず軍の陣立てで、
剣付鉄砲を一|挺ずつ用意しまして、浪士の立った翌日には伊那道の広瀬村泊まりで追っ....
「私の覚え書」より 著者:宮本百合子
怖を感じた。五つか六つの時、孫の薬とりに行った老婆が、電信柱に結びつけられ兵隊に
剣付鉄砲で刺殺されたと云う、日比谷の焼打ちの時か何かの風聞を小耳に挟んで以来、戒....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
ら三年の兵役を受けることになると、今が正に大事な所、これから一修業という矢先へ、
剣付鉄砲を肩にして調練に三ヶ年の長の月日をやられては、第一技術の進歩を挫き、折角....
「おびとき」より 著者:犬田卯
らお父の写真来てたっけよ。一枚はこう毛のもじゃもじゃした頭巾みてえなもの冠って、
剣付鉄砲かかえて警備についていっとこだっけが、一枚は上等兵の肩章つけた平常の服の....