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副手
「副手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
副手の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ポラーノの広場」より 著者:宮沢賢治
年目、仕事の都合でとうとうモリーオの市を去るようになり、わたくしはそれから大学の
副手にもなりましたし農事試験場の技手もしました。そして昨日この友だちのない、にぎ....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
正体を看破した者は居ないから面白い。否。この実験の秘密はこの教室で仕事をしている
副手や助手にさえも洩した事はないのだから、彼等は唯、何か非常に高遠な実験らしい…....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
珍妙な事件が在るんだ。ツイこの頃の事だ。 今云った天狗猿博士の乾分で、法医学の
副手をやっている男が、是非とも中位のセパードが一匹欲しい。軍用犬の毒物に対する嗅....
「無系統虎列剌」より 著者:夢野久作
んと二十五六の一人息子の三人暮しだ。この一人息子は当大学出身の医学士で、M内科の
副手になって論文を書いている秀才……という訳だ。 その天神髯の斎藤さんの飲み友....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
の名士も含めて)の茶番のような言動から、ブルジョア・アカデミーの紳士達(教授から
副手や学生まで含めて)の高遠真摯な研究に至るまで、この現象は及んでいる。そしてこ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
医学士の数は又、決して文学部や農学部の比ではないのだ。而もこの卒業生の大多数が、
副手や助手として、又大学院学生として、研究室に残る。研究室に這入ったが最後、特に....
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
ハムレットになった。 結婚すれば、兄の家も出なければならぬ。自分はまだ研究室の
副手にすぎず、独立して生計を営む自信がないから、兄の援助を断たれると、直ちに生活....
「俗臭」より 著者:織田作之助
看護婦時代、醜聞があった。恋愛という程のものではない。相手は学校出たての若い
副手達である。教養ある大学出の青年だから、尊敬の心もあった。いい寄られて抵抗しな....