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「副本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

副本の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
に託してこの巻を沽ろうとした。成文は錦小路中務権少輔頼易に勧めて元本を買わしめ、副本はこれを己が家に留めた。錦小路は京都における丹波氏の裔である。 岡本氏の『....
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
みました。それからあとは小わきにかかえました。これを内へかえって読んで、コピイ(副本)をつくらなければならないのです。ところで、その日は日曜の朝で、いいお天気で....
私本太平記」より 著者:吉川英治
がままあった。今川|了俊も言い、二階堂や山名なども見たという。思うに、鑁阿寺から副本(写し)か何かをとりよせ、直義がひそかに愛蔵して、一味の重臣に誇り語っていた....