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副長
「副長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
副長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三つの窓」より 著者:芥川竜之介
じめた。 こう云う鼠を狩るために鼠を一匹|捉えたものには一日の上陸を許すと云う
副長の命令の下ったのは碇泊後|三日にならない頃だった。勿論水兵や機関兵はこの命令....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、後の扉がコツコツと鳴って、三等水兵の、真紅な顔が現れた。 「紙洗大尉どの、井筒
副長どのが、至急お呼びであります」 「おお、そうか。直ぐに参りますと、そう御返事....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
、万聖節に行われる異端焚殺行列にも恐怖を覚えるという始末なので、やむなく宗教裁判
副長のエスピノザは、彼を生地サントニアの荘園に送り還してしまったのだ。ところが、....
「流行暗殺節」より 著者:佐々木味津三
その大楽源太郎の命をうけた、源太郎子飼いの壮士たちだった。 隊長は、神代直人、
副長格は小久保|薫、それに市原小次郎、富田|金丸、石井|利惣太なぞといういずれも....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
しく信号旗を引き上げおり、艦首には水兵多くたたずみ、艦橋の上には司令長官、艦長、
副長、参謀、諸士官、いずれも口を結び目を据えて、はるかに艦外の海を望みおるなり。....
「地球要塞」より 著者:海野十三
ってください。余に、しばらく考える時間をあたえよ」 “ぐずぐずしていられないぞ。
副長が、こっちへ来る様子だ” 「あっ、
副長が……。ここからは見えない筈の艦内まで....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
本館へ電話をかけた。 「所長は、生憎出張中ですが、今夜あたり、ここへお戻りです。
副長からのお話ですが、明朝、もう一度、御出で願うか、それとも御急ぎなら、所に附属....
「火薬船」より 著者:海野十三
だしておりませんし、さっきから観察していますと、多分にあやしむべき点があります」
副長が、傍から説明をはさんだ。 艦長は、それを聞いて、双眼鏡をにぎりしめ、ぐっ....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
狩にいくとして、あとの半分は船内捜索をやるから、俺についてこい」 局長は貝谷を
副長と決め、あと三人ばかりの船員を指名し、さっきに引続いて、船内を探すことになっ....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
三万噸はある」 「軍需品を積んでいるようですな。甲板の上にまで積みあげています」
副長がそういっているうちに、汽船は急に進路を曲げて、こっちへ驀進して来ます。 「....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
はからずも意外な椿事が起った。 「川上機関大尉が見えません」 驚くべきことが、
副長のもとへ届けられた。 「なに、川上機関大尉がまだ帰艦していないというのか」 ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
せん、そこへ持って来て、月々のお手当が、隊長は新御番頭取の扱いとして月五十両――
副長は大御番組頭として月四十両、平の隊員でさえも、大御番並みに扱われて月十両ずつ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
れは次のような人名表でありました。 見廻組組頭格 隊長 近藤勇 同 肝煎格
副長 土方歳三 見廻組 格 沖田総司 右 同断 永倉新八....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
った。会計係りのサント・オノリーヌ長老、修練女長のサント・ジェルトリュード長老、
副長のサント・アンジュ長老、御納室係りのアンノンシアシオン長老、修道院中でただ一....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
、即ち民族協和の実践である事を銘心せねばならぬ。 かつて昭和十二年秋関東軍参謀
副長として着任、皇帝に拝謁の際、皇帝から「日系軍官」の名を無くして貰いたいとの御....