剰余価値[語句情報] » 剰余価値

「剰余価値〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

剰余価値の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
工場細胞」より 著者:小林多喜二
原料価格と販売価格の「統制」をする。そうすれば、彼等は一方では労働者を犠牲にして剰余価値をグッと殖やすことが出来ると同時に、こゝでは価格が「保証」されるわけだか....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
けを失敬して『心理遺伝』なぞいう当世向きの名前で大々的に売り出して百パーセントの剰余価値を貪ぼろうと企てているのが、ここにいる吾輩という事になるがね……ハッハッ....
女給」より 著者:細井和喜蔵
る。むしろ吸血鬼である。工場は兎に角彼女達に神聖な労働を強いて、その中から幾分の剰余価値をはねようとするのだから人間を働かせるということだけは倫理上正しくてまだ....
階級闘争の彼方へ」より 著者:与謝野晶子
ら解放されて、平等なる人格者として対抗し、これまで資本家が利潤として独占していた剰余価値を――むしろ労働者から掠奪していた剰余価値を――労働者にも公平に分配され....
マルクス主義と唯物論」より 著者:三木清
本主義的生産社会の必然的な崩潰の上に基礎づけた、彼は、ひとつの単純な事実である、剰余価値は支払われざる労働から構成されている、ということを語るのをもって満足する....