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「剿滅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

剿滅の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ぞく》が親子の愛を完《まった》くして美しい家族的生活をするには人間と戦ってこれを剿滅《そうめつ》せねばならぬといわれた。一々もっともの議論と思う。また隣りの三毛....
黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
llamont に認められ、当時アメリカの沿岸およびインド洋に横行していた海賊を剿滅《そうめつ》せよとの命を受けて、一六九六年に“Adventure”号の船長と....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
爰にモウ一つ断って置きたいことは、われ等の使命が、ありとあらゆる形式の利己主義を剿滅せんとすることである。『我』がにじり出づる所には、そこにわれ等の施すべき余地....
三国志」より 著者:吉川英治
、為ニ壊乱 狠戻不仁、罪悪|重積ス 今 天子ノ密詔ヲ捧ゲテ 義兵ヲ大集シ 群凶ヲ剿滅セントス 願ワクバ仁義ノ師ヲ携エ 来ッテ忠烈ノ盟陣ニ会シ 上、王室ヲ扶ケ 下....
三国志」より 著者:吉川英治
、辛くも、生命をたもって淮南へ帰った。 それに反して、呂布は、ぞんぶんに残敵の剿滅を行い、意気揚々、徐州へひきあげて、盛大なる凱旋祝賀会を催した。 「こんどの....
三国志」より 著者:吉川英治
揮こそ、まことに鮮やかなものだった。 敵を誘い、敵を分離させ、また個々に敵団を剿滅して、はじめ五千といわれた越境軍も、やがて樊城へ逃げ帰ったのは僅々二千にも足....