劉備[語句情報] »
劉備
「劉備〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
劉備の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ゃんの頭をなでながら、髯《ひげ》がものを言うような声で、 「蜀漢《しょくかん》の
劉備《りゅうび》、諸葛孔明《しょかつこうめい》の草廬《そうろ》を三たび訪《と》う....
「三国志」より 著者:吉川英治
何千年の文化を植えてきたものだった。 「ご先祖さま、みていて下さいまし。いやこの
劉備を、鞭打って下さい。
劉備はきっと、漢の民を興します。漢民族の血と平和を守りま....
「三国志」より 著者:吉川英治
だけ、どこかで見覚えのある気がしたので、思いよりのまま試みに、 「もしや貴公は、
劉備玄徳どのには非ざるか」 と、訊ねてみると、 「そうです。ご記憶でしたか、自....
「三国志」より 著者:吉川英治
に、曹操がいた。面上、虹のごとき気宇を立って、大いに天下を談じていたが、たまたま
劉備玄徳のうわさが出た。 「あれも、いつのまにか、徐州の太守となりすましているが....
「三国志」より 著者:吉川英治
とするか。助け給え。呂布はすでに、心から服している」 曹操は、横を向いて、 「
劉備どの。彼の哀訴を、聞き届けてやったものだろうか、それとも、断罪にしたものだろ....
「三国志」より 著者:吉川英治
境遇を聞きとると、即座に、快諾してこういった。 「漢室の系図によれば、この劉表と
劉備とは、共に宗親のあいだがらであり、遠いながら彼は予の義弟にあたる者である。い....
「三国志」より 著者:吉川英治
り、新野の城内へ帰る途中も、親しげに語り合っていた。 このとき孔明は二十七歳、
劉備玄徳は四十七であった。 新野に帰ってからも、ふたりは寝るにも、室を共にし、....
「三国志」より 著者:吉川英治
捧げた表は、諸葛孔明以下、蜀臣百二十人の連署をもって奉上したものであり、後のは、
劉備玄徳の認めたものである。 表はいずれも長文で、辞句荘重を極めている。朝廷は....
「三国志」より 著者:吉川英治
旋風期であった。大乱世の坩堝であった。 このときに救民仁愛を旗として起ったのが
劉備玄徳であり、漢朝の名をかり王威をかざして覇道を行くもの魏の曹操であり、江南の....
「三国志」より 著者:吉川英治
ても如何に彼が、無敵曹氏の隆運を自負しきっていたかが知れる。 しかも以後、 (
劉備麾下に青年孔明なるものがある)を、意識させられてからというものは、事ごとに、....