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力める
「力める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
力めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
不満な著者は、物質の力の大きさに山の美を見出す)、日本精神的マンネリズムの打破に
力める。日本特有な文学形式として絵巻物形式を取り出して、之を例の随筆的特性や、新....
「画室の言葉」より 著者:藤島武二
しくさせることであると思う。私もまたこの両様の気持を同時に感じながら、ただ制作に
力めるばかりである。改めて考えるまでもないが、展覧会で評判をとるというだけでは、....
「法律的独立人格の承認」より 著者:宮本百合子
が、消極的意味に於て女性に不便であり或る時は不公平であるとしても、直接法規作製に
力める内部からの影響がなければ、改正も覚つかないでしょう。 外廓を廻って叫んで....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
心する処の、イデオロギーの運動形式である。だがそれが独自の原理と節操とを守ろうと
力める余り、この歴史的社会の運動を促進する代りに、却ってその運動を固定せしめる、....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
な超政治的なものだと決めている迷信を利用して、自己の政治的局外中立を合理化そうと
力める。科学は純粋でなければならぬ、政治的関心は云うまでもなく、啓蒙的な興味やジ....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
森義太郎、其の他の諸氏の自由主義批判を反批判しながら、その自由主義体系を解説これ
力める。だが河合氏の弱点は、自由主義の最後の根拠を、哲学上の理想主義(人格の成長....
「新たに法学部に入学された諸君へ」より 著者:末弘厳太郎
授が講義を通して示してくれる法律的の考え方を理解して、これを自分のものにするよう
力めることである。現在我が国の大学では、主として講義の形式で教育が行われており、....