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力役
「力役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
力役の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ことでしょう――しかし、こんなふうに生れて、頭が器用に働かず、好んで労働に当り、
力役《りきえき》を苦としないから、あつらえ向きの水車番―― それで、ああして、....
「旧藩情」より 著者:福沢諭吉
親あれば、歳入《さいにゅう》を以て衣食を給するに足《た》らず。故に家内《かない》
力役《りきえき》に堪《たう》る者は男女を問わず、或は手細工《てざいく》或は紡績《....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
者を身分軽き人という。すべて心を用い、心配する仕事はむずかしくして、手足を用うる
力役《りきえき》はやすし。ゆえに医者、学者、政府の役人、または大なる商売をする町....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
つ》たる活力発展の状を窺《うかが》ふに足る。北斎は人の笑ふ時|怒《いか》る時また
力役《りきえき》する時、いかにその筋肉の動くかを知り能くこれを描き得たる画家なり....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
業を神聖として楽しまねばならん。職業に高下貴賤《こうげきせん》の別はない。労動|
力役《りょくえき》といえども神聖なる職業だ。天下の人が皆《み》な各々自分の職業を....