力攻め[語句情報] » 力攻め

「力攻め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

力攻めの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恩を返す話」より 著者:菊池寛
散在した。 板倉内膳正は、十二月十日の城攻めに、手痛き一揆の逆襲を受けて以来、力攻めを捨てて、兵糧攻めを企てた。が、それも、長くは続かなかった。十二月二十八日....
真田幸村」より 著者:菊池寛
ずしも、戦場では役に立たないと云う説を成す人がいるが、必ずしもそうではない、寄手力攻めになしがたきを知り、抑えの兵を置きて、東山道を上ったが、関ヶ原の間に合わな....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
、小田原城にしてもああして大軍は動かしたけれども殆ど兵は殺していないです、無理な力攻めは決してしない人でした、或る点まで戦をしてそれからは軍略で大勢を制して大局....
三国志」より 著者:吉川英治
」 と、曹軍はその陣容を誇るかのようだった。 さすがの袁紹も、果たして、 「力攻めは愚だ」と、さとったらしく、ここ数日は矢一つ放たなかった。 ところが、一....
三国志」より 著者:吉川英治
敵に踏みこませることではない」 と、曹操の来着を待っていた。 西涼の軍勢は、力攻めをやめてしまった。毎日、壕の彼方に立ち現れて、大あくびをしてみせる。手洟を....
私本太平記」より 著者:吉川英治
えがみえないのは、その水ノ手の確保にあると、寄手方では観察している。 すでに、力攻めでは、何千人もの死傷を出して、攻めあぐねのかたちだった。ところがこの二月一....