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功用
「功用〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
功用の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「昭和十五年度の文学様相」より 著者:宮本百合子
やはり現代の文学の敗北の投影がみられる。そして、評論の面では、誤った文学の政論化
功用論への対症として、文学の本質に再び一般の理解を据え直し、云わば文学とはどうい....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
はアタタケクミユと訓んだ。なおこの歌につき、契沖は、「綿ヲ多ク積置ケルヲ見テ綿ノ
功用ヲホムルナリ」(代匠記精撰本)「綿の見るより暖げなりといふに心を得ば、慈悲あ....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
も、名付けるそうでございますが、意味は同じだと存じます。天は唯一絶対ですが、その
功用は水火木金土、その気候は春夏秋冬、日月星辰を引き連れて、風師雨師を支配するも....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
してこれを投棄せんとするは、花を払いて樹木の所在を隠すがごとし。これを隠してその
功用を増すにあらず、あたかも活物を死用するに異ならず、世間のためを謀《はか》りて....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
物を与えようという応用法も解るまいからね」中川「勿論《もちろん》の事さ。料理法の
功用は病人と小児と老人の食物に応用する場合が多い。衛生上の原則を知っていれば誰で....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:鈴木行三
は亦寄席に於て圓朝子が人情話を親聴するが如き快楽あるべきを信ず。以て我が速記法の
功用の著大なるを知り給うべし。但其の記中往々文体を失し、抑揚其の宜きを得ず、通読....