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功績
「功績〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
功績の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「路上」より 著者:芥川竜之介
ても差支えありません。その差別のない点を指摘したのが、御承知の通りロムブロゾオの
功績です。」
「僕は差別のある点も指摘して貰いたかった。」
こう俊助が横合《よ....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
S・Mの智慧
これは友人S・Mのわたしに話した言葉である。
弁証法の
功績。――所詮《しょせん》何ものも莫迦《ばか》げていると云う結論に到達せしめたこ....
「片信」より 著者:有島武郎
葉だ。堺氏はこれまで長い間運動に参加した人である。誰でもその真剣な努力に対しての
功績を疑う人はなかろう。しかしながら以前と違って、労働階級が純粋に自分自身の力を....
「小作人への告別」より 著者:有島武郎
るのです。かく高まった地価というものは、いわば社会が生み出してくれたもので、私の
功績でないばかりでなく、諸君の
功績だともいいかねる性質のものです。このことを考え....
「宣言一つ」より 著者:有島武郎
とになるかもしれないのだ。
それならたとえばクロポトキン、マルクスたちのおもな
功績はどこにあるかといえば、私の信ずるところによれば、クロポトキンが属していた(....
「想片」より 著者:有島武郎
階級者が取り上げたといったところが、第四階級の賢さであるとはいえても、第三階級の
功績とはいいえないではないか。この意味において私は第四階級に対して異邦人であると....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
擁せられて歩いて行かなければならない。 個性に立ち帰れ。今までのお前の名誉と、
功績と、誇りとの凡てを捨てて私に立ち帰れ。お前は生れるとから外界と接触し、外界の....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
シェルの説に賛同した。この人は、恒星の位置及び光度について綿密な測定をして偉大な
功績を挙げた人である。そうして彼の説はこの方面におけるすべての後の研究者によって....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ある官吏が特別の恩賞に浴するのは当然であろうが、統制時代には、真に国家に積極的な
功績のあったものに、職域等にこだわらず、公正に恩賞を賜わることが肝要である。発明....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
愛の妻なり)の苦心、折々|撓まんとする予が心を勤め励まして今日あるにいたらせたる
功績をも叙せざるべからず。愛情のこまやかなるを記さんとしては、思わず人の嘲笑を招....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
うと言った。ほかにも数人おなじように戦場で手柄をたてた人がいたが、いずれも自分の
功績が力あって戦争がめでたく勝利に終ったのだと言わないものはなかった。 しかし....
「西航日録」より 著者:井上円了
歴史の中にとどめている。ねがわくは君の永久に地下に眠らんことを。だれかその偉人な
功績が千年の後に伝わることを怪しむだろうか。) 当夕、有吉領事の招きにより、領....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
(半生における名声はもろもろの人々よりぬきんでて、老いて後は落ちぶれてすぐれた
功績も埋没してしまった。拿翁の一場の夢の当時の跡は、むなしく南の果ての孤島の雲と....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
る。宮崎氏は後に参謀本部嘱託となり幾多の有益な計画を立て、国策の方向決定に偉大な
功績を樹てられたことと信ずる。 この宮崎氏の研究の要領を聴き、私も数年前自由主....
「色盲検査表の話」より 著者:石原忍
甚だ良くないスチルリング氏表が売られている。この論文は石原表における興味と、その
功績の尊重とを鼓吹せんがために書かれたもので、かくの如き優秀なる検査表が一般に用....