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「加入〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
加入の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は、四谷|坂町に住むお城坊主牧野逸斎の次男万次郎であった。万次郎も「絵馬の会」に
加入している一人で、丸多の主人とはかねて懇意の仲であったが、十日ほど前の夜に尋ね....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の店の初蔵という若い者がお粂のところへ時々に遊びにくるので、お粂は飛鳥山の花見に
加入のことを頼むと、初蔵は一旦承知して帰ったが、きょうの午過ぎになって急に断わり....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
由に退社する能力がなくなってしまうのである。 たとえ押し切って退社はしても協定
加入の残り三社のいずれに対しても入社の希望を持つことができないのだから遊んで食う....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
らこういう計画を立てて、仏蘭西戦場の団体見物を勧誘している。われわれもその団体に
加入して、きょうこのランスの戦場見物に行こうと思い立ったのである。切符はきのうの....
「心臓盗難」より 著者:海野十三
ているアパートのおばさんをはじめ、その友人たち、勤め先の上役と下僚、それから彼の
加入しているロザリ倶楽部の給仕や給仕頭や預所の婦人たちを訪ねまわった。 その結....
「恐竜島」より 著者:海野十三
ビットは撮影技師。この探検のことを聞いて、すばらしい探検記録映画を作るいきごみで
加入した。 モレロ。これは探検家へ一番たくさんの寄附をした人。顔にきずがあり、....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
。それもまた実際仕かたはなかった。彼は家の焼ける前に家の価格に二倍する火災保険に
加入していた。しかも偽証罪を犯した為に執行猶予中の体になっていた。けれども僕を不....
「端午節」より 著者:井上紅梅
確めたので初めてなるほどと感づいたのである。 彼は金に差支えたが教員の団体には
加入しなかった。しかし衆が罷業すれば講堂には出ない。政府は「授業をすればお金をや....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
盟の某氏にあてて差し出したことを付記しておく。 「前略、小生は先般自由映画人集団
加入の御勧誘を受けた際、形式的には小生の名前を御利用になることを承諾いたしました....
「瘤」より 著者:犬田卯
内幕から、それに関連して、Sという大字の連中は最初から組合の機能に疑問をいだいて
加入せず、主として町の銀行から融通したが、それが最近頻々として差押処分を食ってい....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
優は勿論、それに中村|芝翫の親子、助高屋高助、大阪上りの市川右団次、嵐|璃寛らも
加入して、俳優の共進会と噂されたほどの大一座であっただけに、入場料の高くなるのも....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
兵衛は更に袋の新らしい工風をした。その頃は何に由らず彩色人の摺物は絵双紙屋組合に
加入しなければ作れなかったもので、喜兵衛はこれがために組合へ
加入して、世間の軽焼....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
。俳優菊五郎、左団次、仲蔵、半四郎、芝翫の一座にて、大阪より中村宗十郎も上京して
加入す。 ○八月七日、三代目桜田治助死す、七十六歳。明治以後は多く振るわざりしが....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
カの軍事ブロックに参加することを再確認し、さらにアメリカとの共同防衛体制に公然と
加入することになり、日本の軍事力の増強とアメリカへの軍事的義務の遂行を強制される....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
揮号令が可能である。散兵の価値進むに従い戦闘の重点が散兵に移り、密集部隊も戦闘に
加入するものは大隊の密集でなく中隊位となった。モルトケの欄(一二一頁付表第二)に....