加盟[語句情報] » 加盟

「加盟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

加盟の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
するつもりだと云うから、そうかそれじゃおれもやろうと、即座《そくざ》に一味徒党に加盟した。ところが山嵐が、君はよす方がよかろうと首を傾《かたむ》けた。なぜと聞く....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
中心とし、下谷、浅草、本所、深川の方面では、同志が三万人から出来た。貴方たちも、加盟して戴きたい。どうです!」 局員は、申合わせたように、黙っていた。 「返事....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
あり、大蔵省の収税吏として官員生活を送ったこともあり、政治に興味を持って改進党に加盟したこともあり、民間に下ってからは植松家伝の処方によって謹製する薬を郷里より....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
とともに非常な危険をも伴わなければならなかった。 そこでMはさらに個人としての加盟を堺と山川とに申込んだ。が、二人とも、大して理由にならない理由で、それを拒絶....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
た。その道々思うよう、 「自分は、新撰組を出よう。もとより自分の目的は、新撰組に加盟することではなかった、ただ、兄の仇を討たんがため、近藤、土方ら先輩の力を頼《....
社会時評」より 著者:戸坂潤
党民間団体(之はあの不道徳な国際連盟とは無関係だ)から、わが国の某方面に向って、加盟を勧誘して来て、国際的共同戦線を敷いて、共産党撲滅の方策を樹立しようではない....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
々あったはずだ」 「その通り、我等は浪人として勤王攘夷を実行せんために、新撰隊に加盟したのだ、いまさら徳川の禄《ろく》を食《は》んで、その爪牙《そうが》となるわ....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
プラノ花形のリル・デ・メル嬢と、ルツェルンの美容師で、六十七歳になるお婆さんとが加盟しました。そのほか、詩人、労働運動者、音楽家など、勿論みんな智識階級の女ばか....
獄中消息」より 著者:大杉栄
紙です。 * 堺利彦宛・明治三十九年四月 五日、父面接に来り、社会党に加盟せるを叱責すること厳也。予すなわちこれに答えて曰う。「父たるの権威を擁して、....
返事」より 著者:太宰治
笑します。だから、いつまで経っても、出世できない様子です。 私はいまは保守党に加盟しようと思っています。こんな事を思いつくのは私の宿命です。私はいささかでも便....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
もなく直接に、清純なる権利と絶対なる義務とに愛着していた。 その主義にいったん加盟入会した彼らは、ひそかに理想を描いていた。 すべてそれら燃えたる魂のうちに....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
騒々しい一隊が彼らの後ろに従っていた。学生、美術家、エークスのクーグールド派に加盟してる青年、労働者、仲仕などで、棒や銃剣を持っており、ある者はコンブフェール....
戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
八日に私は一通の手紙を受け取つた。それは自由映画人集団発起人の某氏から同連盟への加盟を勧誘するため、送られたものであるが、その文面に現われたかぎりでは、同連盟の....
夜光虫」より 著者:織田作之助
外の名前を持っておらん。また、青蛇だとか、隼だとか、まるで動物園まがいの団体にも加盟しておらない」 「何ッ……? お前らの出る幕やない。引っ込んでろ」 と、一....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
共和国とのあいだに国交を回復しなければなりません。また中華人民共和国が国際連合に加盟することも当然と信じます。また同時に日本と台湾政府のあいだにある日台条約は解....