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「加養〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

加養の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ったのでしょうか。皮膚の工合すこしはましに見えましたが。こまかい期日にかかわらず加養なさること、全く必要であるし当然です。どうぞのんびりと願います。 きのうの....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ひとは男よりこういう病気をこじらします。男は大切な仕事があり、そのために忍耐して加養します、女はうちにいて、自分の体に自分が使われて病もわるくするし、はたにも苦....
芳川鎌子」より 著者:長谷川時雨
洩れたならば、どういう暴行にあいもしかねないからというので、退院はごく秘密にし、加養する彼女の住居も、充分世間へ洩れぬことにしなければならないという事に協議はま....
寒中滞岳記」より 著者:野中至
た》りこの病を医すべき適切なる薬餌《やくじ》を得、なお引続き滞岳《たいがく》して加養せんことを懇請《こんせい》したれども、聴《き》かれざりしかば、再挙の保証とし....
三国志」より 著者:吉川英治
り、かたがた、将来の大計のため、ここはひとたび荊州へお引き揚げあって、充分なるご加養をしていただきたいと存ずるのであります。……いま大将軍の御身に万一のことでも....