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助
「助〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
助の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「犬と笛」より 著者:芥川竜之介
やま》と笠置山《かさぎやま》とへ飛んで行って、この通《とお》り御二方の御姫様を御
助け申してまいりました。」と云いました。
しかし二人の侍は、こんな卑しい木樵《....
「河童」より 著者:芥川竜之介
。河童もお産をする時には我々人間と同じことです。やはり医者や産婆《さんば》などの
助けを借りてお産をするのです。けれどもお産をするとなると、父親は電話でもかけるよ....
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
に求馬と念友《ねんゆう》の約があった、津崎左近《つざきさこん》と云う侍も、同じく
助太刀《すけだち》の儀を願い出した。綱利は奇特《きどく》の事とあって、甚太夫の願....
「煙管」より 著者:芥川竜之介
べや》の山崎|勘左衛門《かんざえもん》、御納戸掛《おなんどがかり》の岩田|内蔵之
助《くらのすけ》、御勝手方《おかってがた》の上木《かみき》九郎右衛門――この三人....
「おぎん」より 著者:芥川竜之介
た。しかし彼等は三人とも、全然悪びれる気色《けしき》はなかった。霊魂《アニマ》の
助かりのためならば、いかなる責苦《せめく》も覚悟である。おん主《あるじ》は必ず我....
「温泉だより」より 著者:芥川竜之介
す。その子供がまたチブスになって、……」
「死んだんですか?」
「いいや、子供は
助かった代りに看病《かんびょう》したお松が患《わずら》いついたです。もう死んで十....
「或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
内匠頭《あさのたくみのかみ》家来、当時|細川家《ほそかわけ》に御預り中の大石内蔵
助良雄《おおいしくらのすけよしかつ》は、その障子を後《うしろ》にして、端然と膝を....
「おしの」より 著者:芥川竜之介
の医方《いほう》は白癩《びゃくらい》さえ直すと云うことである。どうか新之丞の命も
助けて頂きたい。………
「お見舞下さいますか? いかがでございましょう?」
女....
「海のほとり」より 著者:芥川竜之介
のう僕の読みかけたのは信乃《しの》、現八《げんぱち》、小文吾《こぶんご》などの荘
助《そうすけ》を救いに出かけるところだった。「その時|蜑崎照文《あまざきてるぶみ....
「江口渙氏の事」より 著者:芥川竜之介
ような気がしたからだ。こんな慌しい書き方をした文章でも、江口を正当に価値づける一
助になれば、望外の仕合せだと思っている。....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
に思い、ますます学問に身を入れしゆえ、九歳の時に神童と言われ、十三の年に小学校の
助教となれり。父の名誉、伯父の面目、予のためには三条の町の町幅も狭きようにて、こ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
会すると、デビーは「まだ商売かえをするつもりか」と聞いて、それから「ペインという
助手がやめて、その後任が欲しいのだが、なる気かどうか」という事であった。ファラデ....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
く上げて、あたかも生きているあいだは武侠の精神のおかげで敢えて請おうとしなかった
助命を切望しているように見えた。 恍惚となったイカバッドは、こんなことを空想し....
「親ごころ」より 著者:秋田滋
かった。それがこの聖水かけの老人の心をくるしめだしたので、彼は自分の衰えた記憶を
助けてもらう積りで、女房も自分と一しょに教会へ来させた。 ある日の夕がたのこと....
「三人の百姓」より 著者:秋田雨雀
昔、ある北の国の山奥に一つの村がありました。その村に伊作、多
助、太郎右衛門という三人の百姓がありました。三人の百姓は少しばかりの田を耕しなが....