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助演
「助演〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
助演の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「能とは何か」より 著者:夢野久作
して演出しているうちに一つの演出の型が出来上ったのかも知れない。たとえば主演者と
助演者の科白や、所作の振り割りとか、舞、謡、囃子の演出に関する芸術的責任の分野と....
「映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
ステンとかがいる場合は必ずしもそうはならないようであるが、この現在の場合における
助演者はこのように主演者と対立して二重奏を演ずるためにはあまりに影が薄いようであ....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
嘉造氏はそこら一帯の大屋さんで、口利きで、対談事、訴訟にもおくれをとらぬ人、故松
助演じるところの『梅雨小袖《つゆこそで》』の白木屋お駒の髪結《かみゆい》新三《し....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
いた。であるから、この浜子の箏を聴く会の、第一回だか二回目だったかの時、宮城氏に
助演を乞《こ》うて、「唐砧《からぎぬた》」のうちあわせは、真に聴きものだった。会....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
蔵君とはそれぞれ神田の立花亭で、別に先々代正蔵君のは銀座の東朝座での独演会を一席
助演した。マ、それはいいとして、今日考えても冷汗三斗に堪えないのは二人会の場合、....
「華やかな罪過」より 著者:平林初之輔
った劇団には属していなかったのですが、時々頼まれると、前からの関係で色々な劇団に
助演に出ることにしていたのです。ちょうどその時は六月の下旬から一週間××劇場で上....