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労働団体
「労働団体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
労働団体の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
トライキがおこる模様だった。「メーデー事件公開調査委員会」というものが、ドイツの
労働団体ばかりでなく、各方面の知識人もあつめて組織されようとしているらしかった。....
「旅愁」より 著者:横光利一
属団体に随ってそれぞれ幟の色を違えていたが、中でも赤や白が一番に多かった。それも
労働団体ばかりとは限らず、左翼の政府を支持している文化団体の尽くが混っているとい....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
の方が、よっぽど可笑しいくらいだ。 しかし、同盟罷工そのものをサボる労働者が、
労働団体が、あるのには少々驚かされた。それもかつてはその革命的なことをもって世界....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
と、一つ前に云った挙国一致的進歩の観念とは、その本質を等しくするものだ。
右翼
労働団体の大衆の内に没入して之を進歩的なものに組織するということと、単に右翼団体....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
一つの総合的魂を作り上げる。 かくて、個人は集団の中に没してしまう。選挙団体、
労働団体、職業団体などが、権力を握り、輿論が、指導の舵を取る。 かかる現代を、....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
一つ即席にこしらえたことがあった。するとその歌はただちに繰り返されて、翌日はもう
労働団体のうちに広がってしまった。彼は危い破目に立った。警察から監視された。当局....
「調査機関」より 著者:中井正一
でき上った。官庁はもとより、大銀行、大産業会社、大商事会社、経済団体、文化団体、
労働団体などは、それぞれ多数の優秀なエキスパートを養成して、それぞれの仕事に利用....
「アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
ないのである。 この日私は、偶然にも日活の堀社長に会った。私は彼により、社内の
労働団体を拒みえた彼独特の議論を聞いて、微笑を禁ずる能わざるものがあった。蛮勇も....
「探偵戯曲 仮面の男」より 著者:平林初之輔
れて生活に困るような人のものは決して盗まん、そして盗んだ金の大部分は慈善団体とか
労働団体とかに寄付することを公言している。そこへ私の社では目をつけたんです。そし....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
阪市会の大混乱 煤煙問題について討論沸騰! 賀川市長蝗に殴り飛ばされ=
労働団体の総同盟罷工準備さる= 本日開会の大阪市会は未曽有の大混乱を醸し煤煙問題....