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「労働組合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

労働組合の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
党生活者」より 著者:小林多喜二
ることでは、まだ/\拙《まず》いのだ。レーニンは、戦争の問題では往々にして革命的労働組合でさえ誤まることがあると云っている。そこへもってきて清川と熱田とかはモッ....
わが町」より 著者:織田作之助
ような薄汚い不気味な恰好で上陸した姿を見て、白人や比律賓人は何かぎょっとし、比人労働組合は同志を糾合して排斥運動をはじめ、英字新聞も日清戦争の勇士が比律賓占領に....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
らと、止めたんだがね、あいつ、多血質だから、きかないんだ。」 「今度は、なかなか労働組合や、俺等の反対に敏感になっている。」高取がしめつけられるように声をひくめ....
蟹工船」より 著者:小林多喜二
心の注意を払った。募集地の村長さんや、署長さんに頼んで「模範青年」を連れてくる。労働組合などに関心のない、云いなりになる労働者を選ぶ。「抜け目なくまでには気付い....
工場細胞」より 著者:小林多喜二
いう声が「塩鱒」の焼ける匂いと一緒に、賑やかに聞えてきた。 この日、Yの「合同労働組合」のビラは「H・S工場」へ三百枚程入った。職場々々の「職長」さえもビラを....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
反無産階級的反革命的政治の紹介に、僕の全力を注いだ。 八月の末に、大阪で、例の労働組合総連合創立大会が開かれた。そしてそこで、無政府主義者と共産主義者とが初め....
チチハルまで」より 著者:黒島伝治
早く後方に引きあげる時が来るのを希いながら、上からきいた噂をした。 「ウソだ。」労働組合に居ったというので二等兵からちっとも昇級しない江原は即座にそれを否定した....
S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
いか、という期待が一方にあるくらいです。 私は最近、連合軍司令部当局から日本の労働組合に対して発せられた警告ほど、われ/\にぴんと来た警告はなかつたように思い....
不在地主」より 著者:小林多喜二
むんだ。然しすぐ又口を開いた。′ 「な、仕事が苦しいべ、んだから何んかすれば直ぐ労働組合にひッかかって行くんだ。そうさせないためにするんだ――。」 「まアまア考....
国境」より 著者:黒島伝治
やってくる馬橇が見えた。警戒兵としての経験からくるある直感で、ワーシカは、すぐ、労働組合の労働者ではなく、密輸入者の橇であると神経に感じた。銃をとると、彼は扉を....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
島村信之という方とご昵懇でおられますか? なんでも早稲田を出られた方で、大阪機械労働組合の主事とかをしておられる方だそうですが……」 「ええ、よく知っております....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
縄返還、軍事基地反対、憲法擁護などの運動と密接に提携してすすめる。第四、わが党は労働組合、農民組合、青年婦人団体、各経済・文化・民主団体などを結集して財界、保守....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
当然だが、政党は同志の集団なのだから、そこには話合いも、妥協もあっていいと思う。労働組合は利害中心の集団だが、社会党は日本の社会主義的な変革を民主主義的方途を以....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
は単一無産政党の結成を提唱した。私たちはこの準備にかけ回ったが、その中途において労働組合戦線が分裂するとともに、右の労働総同盟が脱退、左の労働評議会も相ついで脱....
わが町」より 著者:織田作之助
ような薄汚い不気味な恰好で上陸した姿を見て、白人や比律賓人は何かぎょっとし、比人労働組合は同志を糾合して排斥運動をはじめ、英字新聞も書きたてた。 それを知って....