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労農党
「労農党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
労農党の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
考えようになるはずはない。その意味ではいまベルリンの小料理屋にいる津山進治郎と、
労農党の代議士へ暗殺者をけしかけた人々との間に共通なものがある。そして、津山進治....
「文芸時評」より 著者:宮本百合子
階級闘争の激化につれて加わる運動の非常な困難さがあげられた。一九三〇年は、かつて
労農党華やかなりし頃とは別な世の中である。大衆は革命化している。が、ほんとに質の....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
九二五年十月(大正十四年)に『無産者新聞』が創刊され、二六年には労働農民党(略称
労農党)が結成された。この前後のいきさつは河上肇の自伝の中にも興味ふかく物語られ....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
「左翼」清算主義に走った。我々は我国の三・一五、四・一六の後に起った、解党派、新
労農党結成、或は一揆主義的極左主義的偏向を想起することが出来る。レーニンは、かく....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
のは当然である。 大正年代には婦人参政権運動の一群の進歩的な婦人たちと並んで、
労農党の一翼として、婦人同盟という進歩的な婦人の団体があった。この団体は、婦人の....
「夜の靴」より 著者:横光利一
かなか興味をもっていて、あるとき、 「おれは幾ら聞いても分らんことが一つあるが、
労農党と社会党ということだ。あれだけは、どこがどう違うのか、さっぱり分らん。」と....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
「顔」もつぶれずに済んだのは同慶の至りであったが、その代りに博士は政治家として新
労農党の樹立、やがてその解消、地下潜入、という「山川」を越えては「越えて」辿り行....
「飛行機の下の村」より 著者:宮本百合子
の部落十七軒が団結して独占地主××と闘争をはじめたのは昨日今日のことではない。旧
労農党時代からだ。近隣の三部落も全農支部を組織して勇敢に闘争している。中でもこの....
「巷談師」より 著者:坂口安吾
ら、はじまった。 その先月は松谷天光光女史の事件について憎まれ口をたたいたが、
労農党や民主党は法律を重んずること厚く、言論の自由にインネンをつけることをしなか....
「選挙漫談」より 著者:黒島伝治
ば、百姓は立ち上って来ないのである。 無産政党 いまだに、無産政党とか、
労農党とかいうと危険な理窟ばかりを並べたて、遊んで食って行く不良分子の集りとでも....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
小作人で、最初日和見のものも随分いたようであったが、日々の交渉、集合による訓練、
労農党員の「社会問題講座」の開設等によって、(これは忙しい合間合間に行われたが、....
「望郷」より 著者:服部之総
を満たした彼は、再び自由党候補を破って再任したが、彼が属する左派社会党のほかに、
労農党と共産党の票が支持していたのである。今年の総選挙で彼が右派社会党某候補を応....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
初の単一無産政党である。しかしこの労働農民党もただちに、左翼の残留派、中間の日本
労農党、右翼の社会民衆党、極右の日本農民党の四つに分解し、以来無産政党は分裂と結....