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「労農派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

労農派の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文芸時評」より 著者:宮本百合子
断面は、僅か二冊の雑誌の中にさえまざまざと反映している。これまでブルジョア作家、労農派の社会民主主義作家たちが必死に守って来た作家としての個性の差異などというも....
作家の経験」より 著者:宮本百合子
、あるいはそうでないかという点について、大論争が行われていた。山川均を中心とする労農派は、明治維新によって日本のブルジョア革命は完成された、とした。日本の社会の....
昨今の話題を」より 著者:宮本百合子
留守には自分の洗ったお茶碗を傍で拭き、得意の庖丁磨きをすることを恒例とする良人、労農派の総帥山川均氏をはじめ、親類の男の誰彼が特殊な事情でそれぞれ女のする家のこ....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
日本ファシズムの台頭と〔共産〕党の退場とに基いて始まったものは、俗称又自称「労農派」又は之に接近した立場の「講座派」(又「封建派」)に対する批評である。これ....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
と、戦争中政党解消がなされるまで数々の政党を巡礼した。労働農民党分裂のさいできた労農派、日労系、社民系は現在でも社会運動史上の戸籍とされているが、私は日労系とさ....
文芸評論の方法について」より 著者:戸坂潤
人とも最近著しく印象追跡至上への方向を取った処のかつてのマルクス主義的評論家の、労農派と旧左翼系との代表者だからである。前者が現代文壇に於ける最も大人びた信頼の....