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勁風
「勁風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勁風の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪中富士登山記」より 著者:小島烏水
んだ……」と私の方へ顔を向けて、「山運の好い男」が言った。 しかし、その語尾は
勁風に吹き飛ばされてしまった。....
「西航日録」より 著者:井上円了
国の晩秋に似たり。この日より、風浪をもってその名高きビスケー湾に入る。天気冥濛、
勁風高浪、船体の傾動はなはだし。 高浪蹴天船欲沈、長風捲雪昼陰陰、大人皆病児童健....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
たちまちにして雨、たちまちにして晴る。わが国北陸道の晩秋の気候に似たり。しかして
勁風終日やまず。寒暖は五十度なるも、風強きために、戸外にては四十度くらいに感ずる....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
ない脚のもどかしさ。 頂上に辿り着いて一息入れる間もなく、忽ち岩壁に吹き付ける
勁風のような凄まじい※の音が聞えて、一羽の猛鷲が脚元近くの懸崖から舞い上った。満....