勅令[語句情報] » 勅令

「勅令〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

勅令の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
別に指定神社すなわち大字外の社の社費を、二重に負担せざるべからず。これ三十九年の勅令の定むるところなりとて人民を苦しめ、ために大字限り保存し得べき名社を、止むを....
黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
not――十六、七世紀頃のフランスの新教徒。一六八五年にルイ十四世によってナント勅令が廃棄され、新教が禁止されると、多くの新教徒《ユグノー》がアメリカの植民地に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
んだ。祠官|蜂起《ほうき》して王に訴え、国中の豕を全滅せよと請うたのでその通りの勅令が出た。そこで黒人数千、刀を抜き棒を振って豕を鏖《みなごろ》しにせんといきま....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
日本に推定一一万二〇〇〇名の盲聾児がある。百数十万人の近親者がある。一九二二年勅令で盲聾学校令が公布されて各府県毎に一校以上の盲聾学校を設置する義務を明らかに....
社会時評」より 著者:戸坂潤
的伝統を蹂躙することは、文教の府として、それ自身引け目を感じることである。まして勅令違反の嫌疑まで受けては、文部省もジッとしてはいられないだろう。法制局に相談し....
ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
たところ、小指に怪我をされました。さあ、大へんだというので、ときの皇帝は、こんな勅令を出されました。『卵は小さい方の端を割って食べよ。これにそむくものは、きびし....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
の趨勢《すうせい》を一定さして、故国の名誉たる大芸術家に故国の門を開いてやるべき勅令を、皇帝から得させようとつとめた。その特赦状を期待するのは目下のところまだ尚....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
を切らしていた。 ミリエル氏はその到着の日に、司教を旅団長のすぐ次位に位させた勅令に相当する名誉の儀式をもって、その司教邸に据えられた。市長と市会議長とが第一....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ックマン少佐がそれに寄りかかって息を引き取った。その隣の大きな木の下では、ナント勅令の廃止のおり亡命したフランスのある家族の出でドイツの将軍をしていたデュプラー....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
きものを否認し、公民に対してはよってもって公民たるべきものを否認した。 七月の勅令(一八三〇年)と称せらるるあの有名なる法令の根本は、実にそこにあったのである....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
. 110. 2) Id. p. 111. 同書には、小児の溺殺を禁止する勅令の一部が次の如く載っている、『生れたばかりのいたいけな嬰児が無慈悲にも波に投....
墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
、われわれの一味だった。……ポチョムキンはそれを口実にして、臨終の際に作成された勅令をふりかざし、軍令部が独裁権《イニシアチヴ》をとって、即時に戒厳令を実施して....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
そしてもしその後の戦争による特殊事情、すなわち船賃及び保険料の騰貴とナポレオンの勅令が、外国穀物の輸入を極度に困難にし高価にしなかったならば、吾々は今日、あらゆ....
酒渇記」より 著者:佐藤垢石
ったというのであるから、浴びるほど飲んでいたのであろう。 一同顔が揃うと宴席に勅令が降った。大杯の内側に墨で線を描き、増さず減ぜず深浅平均。これを二十杯ずつ回....
尊攘戦略史」より 著者:服部之総
はや祈願たることをやめて、まず前出の示命(安政五年正月)となり、ついで条約不許可勅令(三月)、さらに八月八日の水藩以下への「密勅」となった。すでに密勅そのものの....