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勅書
「勅書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勅書の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
出た。なお、詳細のことは老中松平|伯耆から外国公使へ談判に及べとの話も出た。その
勅書には条約は確かにお許しになったから適当の処置をするがいいとはあっても、これま....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ない気がして来たと言い出すのはオランダ代理公使ブロックであった。先年、条約許容の
勅書を携えて、幕府外国奉行|山口駿河が老中|松平伯耆を伴い、大坂から汽船を急がせ....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ce”「国王の良心の守護者」の称がある位であるから、いやしくも君主が違憲の詔書、
勅書などを発せんとする場合には、これを諫止《かんし》すべき職責を有するものである....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
古も 天下の諸侯に綸旨《りんじ》のなンのと 勿体ないぞえ 神にひとしき尊いお方の
勅書を名にして 言いたい三昧《ざんまい》 我が田へ水引く阿曲《あきょく》の小人 ....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
以後の討幕派としての長藩登場――寺田屋《てらだや》犠牲者の恩典処分、将軍上洛等の
勅書を奉じた長州侯の東下――をもって、はるばる関ヶ原旧怨に帰する論者は、五カ月前....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
へは来ていたが、それは日野資朝、俊基の審議に加わるためだった。身分の上でも、彼が
勅書を読むなどは、あり得ない。 このあと。 幕府の内部では、対朝廷策に異論百....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
したとき、彼は密使の江戸|忠重に託して、大意、こういう御返書をさしあげてある――
勅書、ならびに貴札、謹んで拝見いたしました。吉野へ臨幸のよし、社稷の大慶、顕家も....