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勇烈
「勇烈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勇烈の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
乱打されたり、時には無頼漢に匕首を擬して追われたりした、真に死生の間を潜り抜けた
勇烈の士だった。 彼はずんぐりした短躯で、見るから頑丈そうな、士官の制服が窮屈....
「運命」より 著者:幸田露伴
景隆凡器にして将材にあらず。燕王父子、天縦の豪雄に加うるに、張玉、朱能、丘福等の
勇烈を以てす。北軍の克ち、南軍の潰ゆる、まことに所以ある也。 山東参政鉄鉉は儒....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
。種馬や牝馬病む時は一家ことごとく心痛し、さしも猛性のベダイ人(アラブ中もっとも
勇烈な部種)も、ために温和となり、馬一たび喘《あえ》げば自分も一たび喘ぐほどだ。....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
冒すべからざるところの仄《ほの》見えるのは、この、生前先生ののぞまれたとおりに、
勇烈|確乎《かっこ》たる大精神が、この荒磯の襖とともに、その心栄《こころば》えに....