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「勉める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

勉めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
様に夏子の事を物語り、又或る時は叔父が何れほど彼の死刑を主張したかと聞き出そうと勉めるなど、思い当る節も多い、爾して今は、何うか斯うか其の目的を達し、到々叔父を....
二少女」より 著者:国木田独歩
母は懇意な家で引うけることになり、お秀は幸い交換局の交換手を募て居たから直ぐ局に勉めるようになって、妹と弟は兎も角お秀と一所に暮していた。それも多少は祖母を引う....
暁光」より 著者:宮本百合子
て来る。 心の立ち勝った妹を助手として持つと云う事は、何か一生の仕事を定めて、勉める姉の身としてどれほど心強いか分らない。 如何に弟達は、立派に又、数多あっ....
物理学実験の教授について」より 著者:寺田寅彦
に練習し、出来るだけあらゆる可能な困難に当ってみて、必成の途を明らかにするように勉める方が遥かに永久的の効果があり、本当の科学的の研究方法を覚える助けになるかと....
帝展を見ざるの記」より 著者:寺田寅彦
ない。しかし私の望むところは、そういう安直な見どころをむしろ故意になくするように勉めるくらいにしてもらいたいと思うのである。元来簡単な「言葉」で云い表わす事の出....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
遭遇せば、特に有利な場合でなければ決戦を行なう事なく、機動に依り敵を圧迫する事に勉める。会戦を行なうためには政府の指示に依るを通例とする。 両軍相対峙するに至....