動もすると[語句情報] » 動もすると

「動もすると〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

動もするとの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少年時代」より 著者:幸田露伴
巾着をさげて机の前に坐って手習をして居ると、女の人達が起ったり坐ったりする時に、動もすると知らずに踏みつける、すると毛がもじゃもじゃとするのでキャッといって驚く....
鼻の表現」より 著者:夢野久作
な女性には又特にこのような点に敏感なのが多いようであります。 このような女性は動もすると理屈なしの不意打ちに男性の言葉を「ウソ」だと否定し、男性が隠し切ってい....
私の貞操観」より 著者:与謝野晶子
かの『早稲田文学』へ載せた雑感の中にもちょっと書いた事であるが、自分は幼い時から動もすると死の不安に襲われて平生少しの病気もない健かな身体でありながらかえって若....
松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
けて往くのに、此の浦賀にお前さんが居ないと闇だよ、毎日役所のものが威張り廻って、動もすると素破抜をしてそりゃア騒ぎだよ、何うぞ此の事は思い止まっておくんなせえ、....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
んで易々と次から次へと送って呉れる、大岩の斜面へ出て皆ホッと緩やかな息を吐いた。動もすると霧の中に姿を見失おうとする長次郎の足早いのに驚きながら、割合に楽な登り....