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「動態〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

動態の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅愁」より 著者:横光利一
、胴から延び下った両翼の姿の繊巧無類なある緊張、その優雅さ、――久慈はあらゆる運動態の原型がここに蒐ったかと思ったほど、全系列をささえた稜線の荘重で、雄勁果敢な....
俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
ある。におい、響き、移り、おもかげ、位、景色などというのも畢竟はこの潜在的連想の動態の種々相による分類であるに過ぎないと思われる。これらの方法によって「無心のも....
イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
歴史的社会の発展の運動形式に対する、上部構造・イデオロギーの、取り得べき二つの運動態度でなければならなかった。それは元々、歴史的社会の運動をイデオロギー的に促進....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
悟性なり理性なりの永久不変さを仮定するにしても、それは悟性や理性という一般的な活動態度に就いてそう仮定するまでであって、そうした悟性や理性によって規定される内容....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
証主義は処で、恰もこういう本質による説明を放擲する。だからそこでは、事物の歴史的動態は全く理解の外に置かれて了う。予見せんがために見るという実証主義の元来の精神....
激動の中を行く」より 著者:与謝野晶子
人生は静態のものでなくて動態のものであり、それの固定を病的状態とし、それの流動を正統状態として、常に動揺....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
問題の中に時間が明示的に現われてこなければならぬ。この場合には経済静態を離れて、動態(dynamique)に入ることになる。 ところでこれら順次の単位は、所有....