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動詞
「動詞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
動詞の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「保吉の手帳から」より 著者:芥川竜之介
教えぶりも負けずに退屈を極めていた。彼は無風帯を横ぎる帆船《はんせん》のように、
動詞のテンスを見落したり関係代名詞を間違えたり、行き悩《なや》み行き悩み進んで行....
「外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
をつくる仕事が彼に命ぜられたのである。それは単に表題を書き改めて、ところどころ、
動詞を一人称から三人称に置きかえるだけの仕事であった。ところが、彼にはそれがもっ....
「まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
べき固有名詞は生かした。 それからまた、日本語になおす場合に、語法の相違から、
動詞の過去を現在格にしたり、そのまま直訳するよりも、かえってピタと本質的にその意....
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
行している、言葉の行間がバラバラになってしまって、自分もともども、その中の名詞や
動詞などを一緒に、どこかへ飛び去ってしまうのではないかと思われてきました。事実、....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
いう語の持つ概念から考えてもわかるように、この語の原形、すなわち引き抜くという他
動詞の主格はいつの場合にも会社であり、俳優や監督は目的にしかすぎない。 引き抜....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
元素が、一々ずつ微細なる活字となって、しかも、各々五色の輝を放ち、名詞、代名詞、
動詞、助
動詞、主客、句読、いずれも個々別々、七彩に照って、かく開きました真白な枚....
「小公女」より 著者:菊池寛
「父、母」さえ覚えられずに泣いていたところへ、ふいに自分の知らぬ単語まで造作なく
動詞でつなぎ合せて話しているのを見ると、少女はたまらなくなったのでした。 彼女....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
日本的なもの、万葉の国民性などいうことは論じていない。これに反して一助詞がどう一
動詞がどう第三句が奈何結句が奈何というようなことを繰返している。読者諸氏は此等の....
「勉強記」より 著者:坂口安吾
目をおそらしになるのであった。 梵語とか巴利語はなるほど大変難物だ。仏蘭西語は
動詞が九十幾つにも変化するということだが、そんなもの梵語の方では朝めし前の茶漬け....
「恋愛論」より 著者:坂口安吾
実際いろいろの恋があるのだろうから、惚れた、愛した、こう使いわけて、たった一字の
動詞で簡単明瞭に区別がついて、日本語は便利のようだが、しかし、私はあべこべの不安....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
分はその香気の有無にある。語法を分解して考えて見れば、その秘密はどうやら助辞や助
動詞の間にあるようにも推測されぬでもない。しかしそれがどうしてあれだけの品位を添....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
終るのはうるさい、とか、母音が多すぎて、ダイナミックな感じが出せないとか、主語と
動詞がはなれすぎていて、フレイズとしての印象が鮮明でない、とか、こんな例はいくつ....
「大阪の可能性」より 著者:織田作之助
うな会話があるそうである。上品さもここまで来れば私たちの想像外で、「殺す」という
動詞に敬語がつけられるのを私はうかつに今日まで知らなかったが、これもある評論家か....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
見るようである。 やがてこの言葉は「ハイカる」と云った工合に語尾の活用を起して
動詞となって働き出し、江戸弁に「ヘエカラ」と訛っても通用するようになり、「貧乏ハ....
「熟語本位英和中辞典」より 著者:斎藤秀三郎
と。 Yelk(ユェルク)【名】= Yolk(をみよ)。 Yell(ユェル)【自
動詞】(with pain ―― with fury ―― with delig....