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勘六
「勘六〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勘六の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
《こが》の土井さまの藩中の娘で、親父《おやじ》は百二十石の高《たか》を戴いた柴田
勘六《しばたかんろく》と申して、少々ばかりは宜《よ》い役を勤めた事もある身分でご....
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
不潔だといわん許りであった。 こうして佐助を牢屋へ入れると、胴六は早速韋駄天の
勘六という者を走らせて、この旨を京の五右衛門のもとへ知らせた。 やがて、どれだ....
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
てな……? 勘助のがんもどきは割にうまいぞ――むむむむ割にうまいか、これは大沼
勘六が事じゃ。」と云った。 ここに老人が呟いた、大沼
勘六、その名を聞け、彼は名....
「四十八人目」より 著者:森田草平
は、潮田又之丞(前に安兵衛とともに下って、ふたたび上方へ取って返したもの)、近松
勘六、菅谷半之丞、早水藤左衛門、三村次郎左衛門、それに若党仲間どもを加えて、同勢....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
笑、放談、自慢話――女の話、妖怪変化の話、勝負事の話などに興じていた。 と佐伯
勘六という二十八九歳の侍が、 「辻斬の噂をお聞きかな」と、一座を見廻して云い出し....
「べんがら炬燵」より 著者:吉川英治
めた潮田又之丞が、その度に、きまって、書物から眸を離すので、そばに坐している近松
勘六が、 「雪じゃよ」 低声でささやいた。 「赤穂も、今年は降ったかな」 富....