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「勘文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

勘文の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
大亀を焼いて卜ひ、陰陽博士占文を開いて見るに、国王位を易へ、大臣災に遇ふとあり、勘文の面穏かならず、尤も御慎み有るべしと密奏す」とあって、地震にも心があるように....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
んぬ。日蓮世間の体を見て、粗一切経を勘ふるに、道理文証之を得了んぬ。終に止むなく勘文一通を造りなして、其の名を立正安国論と号す。文応元年七月十六日、屋戸野入道に....
雪の宿り」より 著者:神西清
にして消え去った後は白雲に化したと申します。そのとき安部殿(在貞)などの奉られた勘文では、これは飢荒、疾疫群死、兵火起、あるいは人民流散、流血積骨の凶兆であった....
屍体と民俗」より 著者:中山太郎
村の八幡宮の縁起に、康平年中に源義家が反臣安倍貞任を誅し、屍体を卜部《ウラベ》の勘文《かんもん》により四つに斬って四ヶ所に埋めたが、それでも祟るので鎮護のために....