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勘解由
「勘解由〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勘解由の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「厳島合戦」より 著者:菊池寛
て小川伝いに山中に入り、其辺りにて自害したと言われている。 伊加賀民部、山崎|
勘解由等これに殉じた。晴賢の辞世は、 なにを惜しみなにをうらみむもとよりも ....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
将監。四陣前野荘右衛門尉、一柳市助直盛。五陣生駒甚助政勝、小寺官兵衛|孝隆、木下
勘解由左衛門尉、大塩金右衛門、山内一豊。六陣三好孫七郎秀次、中村孫兵治。七陣羽柴....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
及び北小路町の細川勝元邸を連ねて居る。西軍は五辻通、大宮東、山名宗全邸を中心に、
勘解由小路にまで延びて居る。即ち、東軍は只京都の北部一角に陣するに反し、西軍は南....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
田備中守、諸角豊後守が住んでいた。また増山の通りには内藤修理亮、板垣駿河守、三枝
勘解由、多田淡路守、典厩武田信繁もいた。一条小路には小山田大学、土屋右衛門、蘆田....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の意見をもきいた上で、名古屋城に帰って、その日に年寄|渡辺新左衛門、城代格|榊原
勘解由、大番頭石川|内蔵允の三人を二之丸向かい屋敷に呼び寄せ、朝命をもって死を賜....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
んま》駅送に関係がある名です。文中にもある馬込《まごめ》氏は、江戸宿の里長馬込|
勘解由《かげゆ》の家柄で、徳川氏が江戸に来たとき、駄馬人夫を率いて迎えた名望家で....
「生死卍巴」より 著者:国枝史郎
) 京助は懐中へ手を差し込んで、仕舞って置いた書面を引き出した。 根津仏町|
勘解由店、刑部殿参る―― こう宛名が記されてある。 「なるほど」と京助は声を洩....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
さしずで、少し遅れて出張ってきた徳島の町同心、浅間丈太郎、田宮善助、助同心岡村|
勘解由。 提灯を持っているほうは、海部同心の安井|民右衛門と土岐鉄馬のふたり。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
還幸の途々は、伯耆いらい、ここまでも、たいへんな列伍だった。 頭ノ大夫行房と、
勘解由ノ次官光守は、衣冠すがたで、馬上。ほかの公卿官人はみな、騎馬|戎衣(軍装)....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
幸徳井は賀茂氏で、安倍氏とならんで京都陰陽師の両家と称せられた家である。賀茂氏は
勘解由小路家と称し、安倍氏の中御門家と相ならんでおったが、いつの頃かその
勘解由小....