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「勝報〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

勝報の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
これは幕末の井上文雄の歌である。 信長等が予想して居た通りに義元、頻々たる勝報に心喜んで附近の祠官、僧侶がお祝の酒|肴を取そろえて来たのに気をよくして酒宴....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
を出て、木の本へ引退いた。大岩、岩崎を手に入れた盛政は得意満面である。早速勝家に勝報を致す。勝家はそれだけで上首尾である。急き帰陣すべしと命じるが、今の場合聞く....
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
の斥候隊は大受の騎兵団の馬蹄に散らされ六十数名の戦死者を出した。喜び勇んだ大受は勝報を李如松に告げた。時に、日本軍の精鋭は平壌で殆ど尽きて、京城に在るは弱兵恐る....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
もだらしなく、吹き出すようじゃおしまいだね」 余は、安全区域に出ると、さっそく勝報を送ったが、すぐ打ち返してきた返電を見ると、唖然とした。 ――貴官は目下、....
三国志」より 著者:吉川英治
の玄徳に送った。 玄徳の喜悦もまたひとしおで、 「孔明の明や深遠、清澄。※中の勝報、わが想外にあり。善い哉、善い哉」と、膝をうった。 瓦口関にまで逃げた張※....