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勝手方
「勝手方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勝手方の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「煙管」より 著者:芥川竜之介
門《かんざえもん》、御納戸掛《おなんどがかり》の岩田|内蔵之助《くらのすけ》、御
勝手方《おかってがた》の上木《かみき》九郎右衛門――この三人の役人だけは思わず、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
てくさ》れの体《てい》で寝そべっているのに、一方が庖厨《ほうちゅう》にいて神妙に
勝手方をつとめているところを見れば――位取りの差はおのずから明らかであって、つま....
「近藤勇と科学」より 著者:直木三十五
いた。 「貴隊へ御加えの程を――」 土方は、返事をしないで入って行った。 「御
勝手方は、何処だ。食事だ。食事だ」 と、二三人が云った。 「手前が、心得ており....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
竹藪が、ざわめいていた。
「それから――お由羅方の毒手を監視のため、典医、近侍、
勝手方、雇女を見張る役が要るし、同志があれば此上とも加えること、斉彬公へ、一応、....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
屋敷《かんじょうやしき》へお出かけになりましたんで……」 「この月は、佐渡守はお
勝手方の月番じゃなかったはずだが」 「へえ、そうなんで。……あッしどもは、くわし....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
なきゆえ、百姓・町人より年貢《ねんぐ》・運上《うんじょう》を出《い》だして政府の
勝手方を賄《まかな》わんと、双方一致のうえ相談を取り極めたり。これすなわち政府と....