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「勝機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

勝機の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山崎合戦」より 著者:菊池寛
打ち取った剛の者で、勝手知ったる戦場ではあるし、目ざましい奮戦をつづけて、早くも勝機を作ったのである。光秀は、之より先天王山が、気になったので、並河|掃部、溝尾....
三国志」より 著者:吉川英治
た。 李典、呂虔の兵は、済北まで引きしりぞいた。呂布は、全戦場の形勢から、 「勝機は今!」と、確信したものか、奔濤の勢いをそのまま揚げて、直ちに、小沛まで詰め....
三国志」より 著者:吉川英治
深入りを止めたまでのことである」 ※徳は歯ぎしりを噛んでいた。于禁のため今日の勝機を逸しなければ、関羽の首を挙げ得たものをと、くり返して止まなかった。 また....
三国志」より 著者:吉川英治
の言は、耳にもいれなかった。 周泰は、憤然として、 「一刻を過ったために、この勝機を逸したのに、三日も待っていたら、一体どうなるのだ」 相手にするもばかばか....
私本太平記」より 著者:吉川英治
出して、俄な動揺となったのらしい。 これでは当然だ。内にそんな動揺があっては、勝機をつかんだ鎌倉勢も、一頓挫を来たさないわけにゆくまい。――逆に、義貞の方とす....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ではなかろう。尊氏にすれば、すでに身を九州の一角においた以上、そう出る積極以外、勝機をつかむ途なしと信じていたまでのことだったにちがいない。 やがて。 一|....