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「勝麟太郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

勝麟太郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
い入れたというその小さな軍艦は品川沖から出帆して来た。艦長木村|摂津守、指揮官|勝麟太郎をはじめ、運用方、測量方から火夫水夫まで、一切西洋人の手を借りることなし....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に、幕府の咸臨丸《かんりんまる》が、僅か百馬力の船で、軍艦奉行木村摂津守を頭に、勝麟太郎《かつりんたろう》を指揮として、日本開けて以来はじめての外国航海を遂行し....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ぴーんと来るものがありました。 六十一 神尾主膳は相変らず、勝麟太郎《かつりんたろう》の父、夢酔道人の「夢酔独言」に読み耽《ふけ》っている。....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
助も大いによろこびました。 七十四 その前後、京都の二条城で勝麟太郎の受爵の式が行われました。 夢酔道人の丹精むなしからず、あっぱれ幕府旗....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
た。それから大声でやり出した。「俺はもとからの江戸っ子だ。俺の好きなのは平民だ。勝麟太郎、これでいいのだ。つめて云うと勝麟だ。従五位も無用なら安房守も無用だ。勝....
南国太平記」より 著者:直木三十五
もしれぬ」 「いいや、斉彬は、そういう人物ではない」 「そりゃちがう。海軍奉行、勝麟太郎を、京都へやったのは、公武合体のためでなく、開国説を公卿間に吹き込むため....
瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
付き、幕議、遠洋の渡航を試んとて軍艦咸臨丸を艤装し、摂津守を総督に任じて随行には勝麟太郎(今の勝|安芳)以下長崎|伝習生を以てし、太平洋を絶りて北米桑港に徃くこ....
福沢諭吉」より 著者:高山毅
風をたよりにすすんでいかなければならない、ちっぽけな船でした。 乗組員は艦長の勝麟太郎(海舟)ら九十六|人、ほかに日本の近海を測量にきて、なんぱしたアメリカの....