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「募兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

募兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
囲み、八畳では英と養母とに昌彦も加わって、話に花が咲いているらしい。私はこれから募兵紙芝居の執筆にかかろうかと思いながらコタツのぬくもりに少しとろとろしかかって....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
これまた過ぐる三年の間のことである。武家の地盤は全く覆され、前年の十二月には全国募兵の法さえ設けられて、いわゆる壮兵のみが兵馬の事にたずさわるのを誇れなくなった....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
者にゲイムを教える手引役や、卓子へ人を集める|客引き――この成語はナポレオン当時募兵員が巴里の街上に立って通行人に出征を勧誘した故事から来ている――やがて、開会....
甲州鎮撫隊」より 著者:国枝史郎
ないことと思いますが、官軍の……いいえ、薩長の奴等の精鋭な大砲や小銃に撃捲られ、募兵は……新選組の私たちは散々な目に……」 この夜、燈火の下で、総司とお力とは....
女房ども」より 著者:神西清
たのですが、これは人間が片眼になったも同じ事です。婆さんは急に慌てて、※ーシャが募兵所へ籤を引きに呼び出されました。可哀そうに兵隊に取られて、免除を願ったがお許....
私本太平記」より 著者:吉川英治
だった。 そのほか、伊勢|平氏いらいの関一族や、大和の奥の地方でも、大塔ノ宮の募兵に応じて起ったものが日ましにその勢いを増して来たというし、おなじ気運の兆は、....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、旧領の豊後を奪還しようとして兵をあげたので、黒田如水は、これに当って、一万人の募兵を引っ提げて出陣した。――武蔵十七歳にしてこの陣にあって功名したと、その方に....