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勢み
「勢み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勢みの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「桜桃」より 著者:太宰治
に食べては種を吐《は》き、食べては種を吐き、食べては種を吐き、そうして心の中で虚
勢みたいに呟く言葉は、子供よりも親が大事。....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
ょう、今戸へ引移りましてからも尋ねて来る人がたくさんあります。俳諧のお友だちも大
勢みえます。吉原を立退いたらばさぞ寂しいことだろうと、わたくしも子供心に悲しく思....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
たけれども、子供一人身を固めさせようというのはどんなに苦労なもんだろう。だからお
勢みたようなこんな親不孝な者《もん》でもそう何時までもお懐中《ぽっぽ》で遊《あす....
「裏毛皮は無し」より 著者:宮本百合子
がひっくりかえったときの内田さんのように、いくらでもとおっしゃるとすれば、マア豪
勢みたいなものではないの。 私の方の状態は、先ず大笑一番しなければ、ものも云え....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
西部方面から押し出した農民は、水口藩警固の間をそれて権田川原に屯《たむろ》し、同
勢みるみる加わって一万以上に達し、破竹の勢いで東海道を西上し石部の駅に達したが、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
出した農民は、水口藩警固の間をそれて権田河原《ごんだがわら》に屯《たむろ》し、同
勢みるみる加わって一万以上に達し、破竹の勢いで東海道を西上し、石部《いしべ》の駅....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
おくつろぎあり 折ふしまた その夜の満月に 黒雲二た筋 引渡して見えければ 軍
勢みな合掌して しばし拝し奉る…… とは、当夜の記録にあるところで。――まんま....