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勤め奉公
「勤め奉公〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勤め奉公の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「心中浪華の春雨」より 著者:岡本綺堂
ても京《きょう》丹波《たんば》、遠くは四国西国から売られて来て、知らぬ他国で辛い
勤め奉公しているのもある。それを思えば男の身で、多寡《たか》が二年か三年の辛抱が....
「鳥辺山心中」より 著者:岡本綺堂
同様であった。日本じゅうに二人とない、頼もしい人に引き分かれて、これから先の長い
勤め奉公をとても辛抱の出来るものではない。店出しの宵からお前の揚げ詰めで、ほかの....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の働き方によっては御褒美も下されることになっていた。ましてお駒は男でない、賤しい
勤め奉公の女として、当座の機転で罪人を撃ち悩まし、上に御奉公を相勤めたること近ご....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
「そうだ、これによって見ると、たしかに病気だね、何病とも別に書いてねえが、女が
勤め奉公に出て、その血の出るような金を貢《みつ》いで男の病気を癒《なお》そうとい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
るのは、世間でいう身売りの沙汰《さた》じゃないか、痩《や》せても、枯れても、まだ
勤め奉公をするまでには落ちないよ」 「そう悪く取ってしまっちゃ困るじゃありません....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
す、その娘だって、あなた、くどいようでございますが、ただの奉公ではございません、
勤め奉公でございますから、泊り泊りの客人にいいようにされ、しまいには悪い病気にか....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
年の中に送っておくれ」 右「なに、どうか致しましょう、なアに子がなければおかめを
勤め奉公に売っても、え、これは御新造様の前で、なにどうか致しましょう」 と口に....