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勤労階級
「勤労階級〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勤労階級の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「刻々」より 著者:宮本百合子
して黙り込む。だが、すぐ別のことから、同じ問題へ立ち戻る。 親たちの日常生活は
勤労階級の生活でなく、母親は若い頃からの文学的欲求や生来の情熱を、自分独特の型で....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
つつ生れかわりつつある。 よく選ばれた文学は、長ったらしい数字だらけの演説より
勤労階級の心をつかまえる。いい一冊のプロレタリア小説は社会主義社会の建設に向って....
「一連の非プロレタリア的作品」より 著者:宮本百合子
け、泥に吸わせ、そのために自分たちの口には牛乳が入らないでウロついているアメリカ
勤労階級の子供らは、亀のチャーリーにどんな、現実的なプロレタリアの子供らしい質問....
「歌集『集団行進』に寄せて」より 著者:宮本百合子
日であり、その間に外では、短歌の形で自分たちの生活の感情を表現しようとする意志が
勤労階級の中から高まって来た月日であったと考えると、私にとってはまことに意味深い....
「芸術が必要とする科学」より 著者:宮本百合子
労とか休安とかの実状を考慮に入れているであろうかと、こと新たな省察を深められた。
勤労階級の生活感情を反映するプロレタリア絵画の領域で問題とされたのは、先ず第一に....
「ある回想から」より 著者:宮本百合子
、ほかの仕事とは違う、違うと、ますます手足の萎《な》えた状態に自身を追いこんだ。
勤労階級と、文学が遊離してきた原因も、この事情の他の一面のあらわれであった。古風....
「新しい一夫一婦」より 著者:宮本百合子
か。今日は一見大差なく目前の困難に圧せられているごとくではあるが、それどころか、
勤労階級の男女は一層ひどい封建性の下で家庭生活を営んでいるのであるが、新たな歴史....
「カール・マルクスとその夫人」より 著者:宮本百合子
行ったのにつづいて、ブランキーの反抗があり、急速に発展した資本主義の矛盾に対して
勤労階級の反抗が沸き立っていた。パリには、八万五千人ものドイツ亡命者がいた。当時....
「共産党とモラル」より 著者:宮本百合子
裏切者に顛落している事実である。 佐野学、鍋山貞親、三田村四郎などという今日の
勤労階級の敵は三・一五事件のときの日本共産党の指導者たちであった。 同じ三・一....
「あとがき(『宮本百合子選集』第三巻)」より 著者:宮本百合子
ダイズムが流行的であった。 無産派文学の運動――すべての国で人民の多数を占める
勤労階級の生活とその感情を表現する文学が、従来のブルジョア階級の文学にかわるべき....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
は、富者の主要消費物たる財貨は豊富に有つけれども、万人にとって絶対的必要品であり
勤労階級の収入の遥かに最大部分が支出される財貨の供給については、これが危殆に瀕す....
「夜光虫」より 著者:織田作之助
飯が食えるという意外な発見に、気持が浮き立っていた。 十五円という金がこの国の
勤労階級の収入の、殆ど一日分――いや、それ以上の大金だということには、小沢は暫ら....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
であるが、その成熟しない中に本年一月の大会で分裂の非運に遭遇したのであるが、日本
勤労階級の社会党統一の要求は四月大会に於てその統一を完成し今回の参議院議員の改選....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
心人物や指導者を探しているんだからね。こんな連中に任せておいたら、軍閥の代わりに
勤労階級出身の独裁者をかついでナチスドイツの二の舞いをするようになるかもしれない....
「社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
に於ける「政治情勢報告」の如き)もまた、処々愚劣な色彩を有たぬでもない。特に無産
勤労階級の利害と民族国民の問題との間の、有機的な必然関係がボヤかされている点など....