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「勤皇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

勤皇の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
微笑」より 著者:横光利一
方の家庭上にはこの若者を悩ましている一つの悲劇があった。それは、母の実家が代代の勤皇家であるところへ、父が左翼で獄に入ったため、籍もろとも実家の方が栖方母子二人....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、多分その一人であろうと思われる。 彼等の憂うるところは、徳川幕府よりはむしろ勤皇を名として勢いを作り、幕府の実権をわが手におさめようとする一二雄藩の野心であ....
あのころ」より 著者:上村松園
ぶんたくさんの本があり、私の好きな絵本もありました。 御一新前に、その老夫婦が勤皇の志士をかくまったそうですが、その志士がのちに出世して東京で偉い人になったの....
大田垣蓮月尼のこと」より 著者:上村松園
とは、自ずから皇国護持の精神を発揮したものといってよい。 しかも、内に滔々たる勤皇の大志に燃えながら、その行いは極めて女らしく、名利を求めず、富貴を望まず、自....