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「勧懲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

勧懲の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
しかし公衆は欺かれても、彼自身は欺かれない。彼は戯作《げさく》の価値を否定して「勧懲《かんちょう》の具」と称しながら、常に彼のうちに磅※《ぼうはく》する芸術的感....
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
んぺん》の世の態《さま》を穿《うが》ち作れる妙案にて喜怒哀楽の其の内に自ずと含む勧懲の深き趣向を寄席《よせせき》へ通いつゞけて始めから終りを全く聞きはつることの....
小説総論」より 著者:二葉亭四迷
せしは、是れ美術の功なり。故曰、美術は感情を以て意を穿鑿するものなり。 小説に勧懲摸写の二あれど、云々の故に摸写こそ小説の真面目なれ。さるを今の作者の無智文盲....
怪談牡丹灯籠」より 著者:鈴木行三
丹灯籠なり。是は有名なる支那の小説より翻案せし新奇の怪談にして、頗る興あるのみか勧懲に裨益ある物語にて毎に聴衆の喝采を博せし子が得意の人情話なれば、其の説話を聞....