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化学式
「化学式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
化学式の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
林檎酸の一滴に集中する精虫の観がある。
人間の心理はここに到って初めて物理や、
化学式の運動変化の法則に近づいて来る。すなわち無生物と皮一重のところまで来るので....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
よって電気分解させて見た結果、偶然に得ました比重約七七の軽い液体であります。その
化学式は調べて見ませぬから判然致しませぬが、一種の多価|木精であります事はたしか....
「比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
これら原子の各種の組み合わせによって生ずると書き残したが、この考えは近世になって
化学式というものによっていくらか科学的に実現された。今この考えを逆に持って行くと....
「人造人間」より 著者:平林初之輔
で二日前から鎌倉へ行ってまだ帰って来ない。その留守を房子は実験室にとじこもって、
化学式の暗記に専念していたのである。 彼女は近頃特に現在の位置に不安を感じて来....
「腐った蜉蝣」より 著者:蘭郁二郎
を分析して、ゴムを形成している元素に分析して、斯うでなければならぬ、という十分の
化学式を発見ます。それは既に発見られたのです、だから、その
化学式を満足させるよう....