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化度
「化度〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
化度の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死生」より 著者:幸徳秋水
尚は、六十歳から參禅修業を始め、二十年を経て漸く大悟徹底し、爾後四十年間、衆生を
化度した、釈尊も八十歳までの長い間在世されたればこそ、仏日|爾く広大に輝き渡るの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
上に述べた。『維摩経《ゆいまぎょう》』には聚香世界の香積仏が微妙の香を以て衆生を
化度し、その世界の諸菩薩が、娑婆《しゃば》世界の衆生剛強度しがたき故、釈尊が当り....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
それはこのハンカチーフについている博士の身体からの分泌物《ぶんぴつぶつ》の蒸発変
化度《じょうはつへんかど》から推定して今のようにいうことができるんだ。どうだね、....
「連環記」より 著者:幸田露伴
伝わって居らぬが、恐らくは当時の有識階級の女子であったから、多分は仏縁に引かれて
化度されたでもあったろう。 寂照は寂心恵心の間に挟まり、其他の碩徳にも参学して....
「死刑の前」より 著者:幸徳秋水
歳から参禅・修業をはじめ、二十年をへてようやく大悟・徹底し、以後四十年間、衆生を
化度した。釈尊も、八十歳までのながいあいだ在世されたればこそ、仏日はかくも広大に....