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「北宋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

北宋の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
骨董」より 著者:幸田露伴
と北定とあって、南定というのは宋が金に逐われて南渡してからのもので、勿論その前の北宋の時、美術天子の徽宗皇帝の政和宣和頃、即ち西暦千百十年頃から二十何年頃までの....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
れを幕府に献じた。細に検すれば南宋『乾道淳煕』中の補刻数葉が交っているが、大体は北宋の旧面目を存している。多紀氏はこれをも私費を以て刻せようとした。然るに幕府は....
南国太平記」より 著者:直木三十五
女中の足音が、廊下の遠くへ消え去ると、物音一つ聞えない部屋であった。二方は、北宋の山水襖、床の方にも同じ袋戸棚と、掛物。障子から来る明りは、二坪程の中庭の上....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
もある。 多分、あの頃からであったろう。彼がふたたび画に眼をひらき出したのは。北宋、南宋の稀品。また、東山|殿あたりからの名匠の邦画。それから現代画として行わ....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いる。 いま遺っている彼の作品を見て、その画風を一括的にいえば、足利初期以来、北宋末から南宋の影響によって、たちまち、わが日本画界に一つの風をなして来た、あの....