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北朝鮮
「北朝鮮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北朝鮮の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「光の中に」より 著者:金史良
夜半彼は妙にしんみりとなって私に質ねたものである。 「君は朝鮮のどこだい?」 「
北朝鮮だ」 「おらは南朝鮮で生れたぜ」彼はずるそうに私の気色を覗うのだった。そし....
「玄海灘密航」より 著者:金史良
何故となくおっかなかった。隣りの部屋に一人の客がやって来たが、言葉がどうも郷里の
北朝鮮系である。私はその夜中に客の寝ている部屋へはいって行った。そして密航に対し....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
った。そのとき、五兵衛は畑がえりで富井のうちの縁側に休んでいた。迅速に占領された
北朝鮮や満州などの戦略地点が報道されると、五兵衛は、野良もんぺを穿いただけの裸の....
「文学と生活」より 著者:宮本百合子
ト同盟の社会主義国家の誕生。一九四五年に東ヨーロッパに人民民主主義政権が確立し、
北朝鮮の共和政権が生れ、一九四九年十月には中華人民共和国が出発した。わたしたちが....
「人間イヴの誕生」より 著者:宮本百合子
れている。そこには白い朝鮮服をつけて、うれしそうに代議員席にあって拍手している南
北朝鮮からの代表チュ・エンたちの姿がある。しっかりとして、たくさんの苦労をしのい....
「新しいアジアのために」より 著者:宮本百合子
るために、せまいように見える蒙古人民共和国があります。三十八度線を区ぎりとして、
北朝鮮の人民共和国が見えます。その東に、太平洋に弓なりにかかって、わたしたちの祖....
「あとがき(『モスクワ印象記』)」より 著者:宮本百合子
な経験がされている。同時に日本の大衆が人民的な民主主義の道を歩きはじめて、中国や
北朝鮮のひとびとの現実の建設を眼近にみるにつれ、遠い一つの社会主義的実験国のよう....
「冒した者」より 著者:三好十郎
は線だからね。線には幅は無い。その上に人は立てない。そこに立とうとした、立って南
北朝鮮を妥協させ統一に導びこうとした金九などは、その瞬間に殺された。生きておれな....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
なく、空家のような邸内に爺やか婆やがいたに過ぎない。駿尾君の兄の野口遵氏――あの
北朝鮮の世界的ダムを完成させた人の別荘か何かだったらしい。 その時の旅行目的は....