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「北極〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

北極の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
長ホシミから発せられたものであった。 「警報! 天文部長発表。八時四十分観測員は北極星より南東十度の方角に当って、奇怪なるロケット艦を発見せり、その後引続き観測....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
を以て給水を受けた。そして三時間後には愴惶《そうこう》として抜錨《ばつびょう》し北極海へ取って返した。どうだ、面白い話ではないか」 「ふうん。一つの有力なる手懸....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
った病気のために倒れたのであった。コペルニクスの説いた通りすべての遊星は、太陽の北極の方から見ると右から左へ回っている。それと同様にまた太陰は地球を、ガリレオの....
空中墳墓」より 著者:海野十三
続々大仕掛けの捜査隊が派遣せられ、凡そ一年半近くも蒙古、新疆、西蔵、印度を始め、北極の方まで探し廻ったが、皆目消息がしれなかった、というのでしたね。海中に墜落し....
山と雪の日記」より 著者:板倉勝宣
聞きつ 星を仰ぎつ 四つんばいの怪物 スキーをかつぎ 雪の上を走る北極の熊か 北の里に住む怪物か その後に 驢馬のごとき男、もぐらのごとく雪をかく....
地軸作戦」より 著者:海野十三
廻せば、雪と氷とを追放することなんか訳なしだ、と博士は思っている。たとえば仮りに北極をワシントンへ持っていったとしたらどうであろうか。シベリアの氷雪はたちまち融....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
る事業のようにいわれたものだ。そのくせ探険のもくてき地はアフリカの密林の中とか、北極とかで、みんなこのせまい地球の上にある場所にすぎなかった。いまはそうではなく....
大空魔艦」より 著者:海野十三
るくした。 「北の方って、どこだい」 「北の方って、よくは分らないけれど、つまり北極に近い方をいうのだろうさ」 「こんな寒いときにも、北極で戦争をするのかい」 ....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
山めぐりで見廻ったんだ。道理こそ、いまし方天幕へ戻って来た時に、段々塗の旗竿を、北極探検の浦島といった形で持っていて、かたりと立掛けて入んなすった。 (どうかな....
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
よ。もっとも話はまるっきりおとぎばなしだがね。今日では、これに類した空中現象は、北極光をみあやまったものだということになつている。おそらく電気の作用でおこるもの....
雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
し、雪の女王は、そこに夏のテントをもっています。でも女王のりっぱな本城は、もっと北極のほうの、*スピッツベルゲンという島の上にあるのです。」 *ノルウェーのはる....
おびとき」より 著者:犬田卯
ていたのであった。隣家へ招ばれて行った女房はまだ帰っていなかった。ぴゅうぴゅうと北極からでもやってくるような寒風が、雨戸の隙間から遠慮もなく吹き込んで、子供らは....
迷信解」より 著者:井上円了
上に住するも、その位置の異なるに従って方位も異なるわけじゃ。赤道直下にあるときと北極付近にあるときとは、鬼門の方位が大層違ってくる。もし正しく北極の中点に立つと....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
り。 テームスの川は烟にとざゝれて、月の景色は見るかけぞなき 二十一日、炎晴。北極海観光の途に就く。サンマース氏夫婦および大場氏、余を送りて停車場に至る。その....
北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
交叉点が殊に光度を増すので、真の太陽の周囲四ヶ所に光体に似たものを現わす現象で、北極圏内には屡※見られるのだがこの辺では珍らしいことだといって聞かせてくれた。又....