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「北浦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

北浦の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新釈諸国噺」より 著者:太宰治
の鞠事は、歩行目付の戸井市左衛門とて美男の若侍に嫁がせ、それより百日ほど過ぎて、北浦|春日明神の磯より深夜城中に注進あり、不思議の骨格が汀に打ち寄せられています....
怪塔王」より 著者:海野十三
す」 その方角というのは千葉県の香取神宮のそばをとおり、茨城県にはいって霞浦と北浦との中間をぬけ、水戸の東にあたる大洗海岸をつきぬけて、さらに日立鉱山から勿来....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
台の傾斜面にて、黒い断巌に面を向けてその十尋南のところに見出すを得。 武器は、北浦の岬の北方、東に位し四分の一ポイント北に寄れる砂丘に容易に見出さる。 J・F....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
釣などしているのかどうか、その辺のことさえ、さだかじゃございません。……運よく、北浦《きたうら》か佐原《さわら》あたりでとっつかまえたといたしましても、こちらへ....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
荒波をついて紅玉島に向った。本艦はかれ等の武運を祝ってやった。――『千代田』艦長北浦少佐」 ――ああ清君はたすかったのだ。 青木大佐は、胸をなで下して、さっ....
巣離れの鮒」より 著者:佐藤垢石
合うなどということは決してない。 十年秋の出水で、この多くの釣り場へは霞ヶ浦、北浦、大利根川などから沢山の形のいい鮒が入り込んでいる。....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
われているのだ。伊藤君記述の『八幡神社略記』に、「八幡宮の北方に当る村落を仙北の北浦と称し、此地方に於ける妙齢の女子、恒例祭に社参し、一夜の参籠を為すに非ざれば....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
中るといって、永く弓矢のわざをやめていたそうであります。 羽後の男鹿半島では、北浦の山王様の神主竹内丹後の家に、先祖七代までの間、代々片目であったという伝説が....