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北緯
「北緯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北緯の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
から麗江《リーキヤン》、じつにそこが西域夷蛮地帯《シフアン・テリトリー》の裾だ。
北緯二十六度、V字型の谿《たに》には根樹《ガツマル》の気根、茄苳《カターン》、巨....
「軍用鮫」より 著者:海野十三
北緯百十三度一分、東経二十三度六分の地点において、楊《ヤン》博士はしずかに釣糸を....
「予報省告示」より 著者:海野十三
は今や第五氷河期の惨禍より脱するに至った。 気候は殆んど正常に復した。 氷は
北緯五十度まで、及び南緯五十度まで、蔽うに過ぎない。 植物は、第五氷河期襲来前....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
おお、これは……」 参謀長は、キッと唇を噛んだ。 「閣下。海軍からの報告です。
北緯四十一度|東経百四十度を航行中なる第五潜水艦隊の報告によれば、本日午後四時十....
「動かぬ鯨群」より 著者:大阪圭吉
じた。 「それから、無線電信を打って下さい。電文は――捕鯨船ニ告グ、東経152、
北緯45ノ附近ヲ、北北東ニ向ウ大鯨群アリ――それほどの大鯨群でもないんだが」と東....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
かったね。いったい、このドドをどこで見つけたんだ?」 「それが、ほぼ東経二十八度
北緯四度のあたりです。英領スーダンと白領コンゴの境、……イツーリの類人猿棲息地帯....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ってくる。まず、その手初めが“Ser-mik-suah”グリーンランド中部高原の
北緯七十五度あたり、氷河と峻険と猛風雪と酷寒、広茫数百の氷河を擁する未踏地中のそ....
「火薬船」より 著者:海野十三
怪貨物船あらわる!
北緯二十度、東経百十五度。 ――というと、そこはちょうど香港を真南に三百五十キ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
果をあわせて、地図のうえに、小浜機の位置をもとめてみますと、ついにわかりました。
北緯三十六度、東経百四十四度! それが遭難機の位置になります。 そこは、犬吠....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
ました。しかし今度は遭難地点をついに聞きとることができました。“本船ノ位置ハ、略
北緯百六十五度、東経三十二度ノ附近卜思ワレル”とありました」 「なに、
北緯百六十....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
こそ、南シナ海である。 練習艦隊はシンガポールを出てからすでに三昼夜、いま丁度
北緯十度の線を横ぎろうとしているところだから、これで南シナ海のほぼ中央あたりに達....
「空襲警報」より 著者:海野十三
午後九時半、○○海に出動していた第四艦隊から報告が来た。 「艦隊ハ午後九時二十分
北緯四十度東経百三十七度ノ洋上ニ於テ、高度約二千|米ヲ保チ、南東ニ飛行中ノ敵超重....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
一 九月十一日、
北緯八十一度四十分、東経二度。依然、われわれは壮大な氷原の真っただ中に停船す。わ....
「西航日録」より 著者:井上円了
てストラスペッフェル(Strathpeffer)と名づくる鉱泉所に至る。この地は
北緯五十八度に当たる。その村の背後にベンウィビス(Ben Wyvis)嶺の横臥す....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
月がかかっているのだ。) 三十日、晴れ。午前中に熱帯をこえて暖帯に入る。正午、
北緯二十四度にあり。太陽は少しく南方に傾き、日陰をやや北方に見るに至る。風力、風....